天然石といえど、ぜんぶ”石”じゃない!?地球の記憶を感じる素材たち

鉱物

私たちが「パワーストーン」「天然石」と呼んでいるものの中には、実は“石”じゃないものも含まれているって知ってましたか?

水晶やアメジストのようなキラキラした鉱物から、ラピスラズリのような岩石、琥珀や珊瑚のように生き物由来の素材、さらには宇宙からやってきた隕石まで。天然石の世界は、思っている以上に奥深いんです。

天然石の分類表:実はこんなに違う!


分類名前成り立ち特徴
鉱物•ミネラル水晶、アメジスト、トパーズ、フローライトetc単体の無機物の結晶分子構造が整った結晶でできているため、光を反射して輝き、透明感がある。
岩石ラピスラズリ、翡翠、オブシディアン、ターコイズetc複数の鉱物が混ざったもの丈夫で、天然の模様があり、個性的で、加工しやすくい。
有機物琥珀、ジェット、珊瑚、真珠、べっ甲etc生物由来(樹脂や骨・貝など)「天然素材」として扱われる。温かみある見た目が特徴。
宇宙由来隕石(メテオライト)、モルダバイト、リビアングラスetc地球外や衝撃由来宇宙からやってきた贈り物として、研究者や隕石コレクターなど、幅広い人々に人気。

↓鉱物:水晶

水晶

↓岩石:ラピスラズリ

ラピスラズリ

↓隕石

↓有機物:琥珀

どれも地球や宇宙の記憶を宿すかけらたち


こうして見ると、「天然石=石」ではなく、

  • 結晶として育ったもの(鉱物)
  • 地球の中で混ざり合って固まったもの(岩石)
  • かつて命だったもの(有機物)
  • 宇宙からやってきたもの(隕石)

と、それぞれにまったく違う背景とストーリーを持っています。

私たちが手にするパワーストーンのブレスレットやアクセサリーも、 それぞれが「どんな出自を持つ素材なのか?」を知ることで、 ぐっと深みと愛着が湧いてくるはず。

あなたの手元の石は、どこから来た何者なのか。ぜひ感じてみてくださいね。


次回は「ラピスラズリはなぜ青いのか?」や「水晶の成長メカニズム」など、 天然石の内側にもっと迫っていきたいと思います!

お楽しみに◎

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